プリウス日記 Prius Diary --- インスパイアー・ザ・ネクスト? ---
2002年8月分

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8月31日 スタートボタンの整理

 スタートボタンとデスクトップの整理をとりあえず行なった。

 縮小してるのでわかりにくいと思うけど、前回のスタートボタンの図と比べてほしい。買った時の状態では、ほとんどのプログラムがスタートボタンの“すべてのプログラム”の中の第一階層に入っていて、起動したいやつがあっても、すぐにそのショートカットにたどりつけなかったりする。でもって、全体を“インターネット”、“アプリケーション”、“保存”に分類してその中に各ショートカットを入れた。

 あと、Cドライブのルートに“backup”というフォルダーを作って、デスクトップのショートカットを全部放り込む。まったくいらないショートカットばっかりだ
 と、思ったら、“ごみ箱”と“outlook”はショートカットではなく、移動できなかった。ごみ箱はともかくとして、outlookはどうしたらいいのかな。
 右クリックで削除できるんだけど、復帰のしかたがわからないので、ためらいが残る。とりあえず、そのままにしておく。

 それから、Cドライブの中をどうしようか考えた。
 私の買った、プリウス770C5SVPはハードディスクが80GBあって、全部がCドライブに割り当てられている。私の好みから言えば、アプリ用とデータ用にパーティションを切りたいところ。『パーティションマジック』みたいなソフトを使えばできるのだけど、なんとなく、がまんしてそのまま使ってみることにする。本当は、“マイドキュメント”や“ProgramFiles”をそのまま使うのも気に入らないけど、それも使ってみることにする。

 8月15日の項で、このプリウスには、ディスプレー端子が2つあると書いた。デジタル出力のほうには付属の液晶モニターがつながっているので、アナログ出力のほうに、バリュースターNXのCRTモニターをつなげてみた。

 おおっ、なんと、ちゃんとデュアルディスプレー(マルチモニターモード)として機能するじゃん。
 写真では右側がCRTモニター。ウィンドウズメディアプレーヤーが両方にまたがっているのがわかるだろうか。液晶ディスプレーのほうは、解像度が最高で1024×768までしかなく、ちょっとせまいので、この機能はちょっとラッキー。

 ただし、テレビ画面(写真でCRTのほうに写っているやつ)をCRT側にもってくると、なぜか全画面表示できなくなる。まぁ、いっぱいいっぱいまでウィンドウを広げればいいだけの話だが。あと、CRT側が必ずプライマリーディスプレーになってしまうようだ。

 そうそう、テレビで思い出した。
 以前に「プリウスでテレビを見るとチャンネル切り替えの動作が遅い」と書いた。実際、リモコンのチャンネルボタンを押してから、3秒ほど待たされるのだが、どうやら、こっそり録画しながら表示してるようだ。録画は直前の5分間で、そのため、テレビなのに巻き戻しや一時停止などができる。そう考えてみるとたいしたものなのだが、テレビを見ながらほかの操作をすると画面がカクカクしたり一瞬止まったりすることがある。このような使い方をするには、ペンティアム4 1.7GHzといえども、まだ荷が重いということか。それともキャプチャーボードの性能かな? あ、あと、つねに録画してるため、テレビを見ている間は、ハードディスクの回る音がかすかに聞こえる。


8月24日 プリウスとバリュースターNXをつなぐ

 ともかく、いま使っているNECのバリュースターNXをかたづけるためには、NXの環境とデータをプリウスのほうに移さなくてはならない。
 NXは4年以上も使っているので、結構データなどもたまっているし、使いやすいようにアプリケーションなんかもお気に入りのものが入っている。まぁ、アプリはインストールしなおす必要があるかもしれないが、せめてデータなどはそのまま持ってきたいなと。

 で、だいぶ前に買ったアーベルのUSBリンクケーブルを使うことにする。2台のパソコンのUSBどうしをつなぐとファイルのやりとりができるというものだ。

 ちょっと脱線するが、このケーブルを接続しようとして気が付いたことが。私のNXには、プリンターが2台接続されている。ひとつはキャノンのカラープリンターで、もうひとつはエプソンのレーザープリンターだ。カラープリンターのほうはいいとして、レーザープリンターのほうは、なんとプリンター(パラレル)ポートによる接続だった。そして、プリウスにはパラレルポートがない。ついでに言うとプリウスにはフロッピードライブもない。うーん、パラレル→USB変換ケーブルを買ってくればなんとかなるだろうか? もしうまくいかなかったら、NXをプリンター用に残すことになるかもしれないな。
 あと、NXとプリウス、それぞれの背面に手を当ててみると、プリウスのほうから、かなりあたたかい風が出ていることがわかる。やはり、ペンティアム4の発熱量は相当のものがあるようだ。脱線終了。
 

USBリンクケーブルをつなぎ、さすがのウィンドウズXPといえどもそんなもののドライバーは入ってなかったので、そして買ったときについていたはずのドライバーなんかどっかいっちゃったので、アーベルのホームページから最新ドライバーをダウンロードして、NXとプリウス両方にインストールする。

 そして双方で専用ソフトを起動すると左のような画面になり、エクスプローラ感覚で、お互いのファイルをコピーしあうことができる。まぁ、USBなので、転送速度はそんなに速くないけど、この程度の用途なら十分。オッケーオッケー。できることがわかったので、これはあとまわしにする。

 そんなことより先にやりたいのはプリウスの環境整備だ。まず、いの一番に拡張子が表示されるようにする。これは、エクスプローラのツールメニューのフォルダオプションからできるので簡単。

 メーカー製パソコンの常としていらないアプリやアイコンがたくさん登録してあるので、これを消す。
 デスクトップには“Priusサポートページ”へのショートカットなどくだらないものがたくさん置いてあるが、まぁ、これは単純に削除すればいいや。
 ウィンドウズXPでは、作成したデータなどは基本的に“マイドキュメント”に入るので、デスクトップは使わなくてもいい。なので、デスクトップを右クリックして、アイコンの整列→デスクトップアイコンの表示のチェックをはずしてもいいのだが、まぁデスクトップを使うこともあるかもしれないので、アイコンを削除する方法をとった。

 それよりも問題は、スタートメニューの中身。初期状態では左の画像のようにごちゃごちゃしていて見にくくて使いにくいことこの上ない。
 整理するためには、いらないアプリなどをアンインストールしてしまってもいいのだが、このプリウスはハードディスクが80GBも積んであるので、まぁハードディスクを圧迫することもないだろう、ということで、スタートメニューから削除するだけにしよう。と思ったけど、ひょっとしてということもあるから、“保存”というフォルダーを作って、みんなその中に放り込んでおくことにする。

 で、整理しはじめたんだけど、途中で飽きてしまったので続きはまた今度。


8月18日 テレビをはずしてプリウスをヨコ置きに

 というワケで、長年愛用のソニーのテレビをはずして、プリウスをヨコ置きにしてみた。なんかダサいな。本体よりディスプレーの方が大きくてヨコにハミ出しているし。
 底のところに足が付いているのがわかるでしょうか? これ、プリウスに付属してたやつで、ヨコ置きにするときは、これを本体の底に貼れというもの。貼る位置も適当に四隅のあたりだし、なにより足が高い! 15mmくらいある。たぶん、このくらい高くないと前面パネル(PCカードスロットとかあるところ)が開かないからだと思う。
 で、高くて目立つので、一度貼っちゃったら、もう恥ずかしくてタテ置きにはできない雰囲気。もう、このへん、ソニーには追いつけないな、って感じ。

 さて、写真の左のほうにちらりと写っているのは、現行マシンであるNECのバリュースターNXのディスプレー。
 こっちのNXのほうから、データをすべてプリウスに移動したら、NXもかたづけちゃおう計画。
 それはそうと、プリウスのほうはディスプレーがちょっと高い。見づらいので、NXみたいに、ディスプレーを本体の上に置かないほうがいいかもしれない。

 ところで、本日はインターネットの設定をした。って、アンタ、今までインターネットにつながってなかったんかいっ!真っ先にやるべきだろ! とお思いのかたもいらっしゃるでしょうが、やむを得ない事情によりできなかったんです。

 というのも、この土日に、私の田舎から親が上京してきたんですわ。しかも、この部屋に泊めろ、とか言うんですわ。もう、この1週間、季節はずれの大掃除ですよ。でもって、この土日は東京案内。本当はプリウスどころじゃなかったのです。断れ。とおっしゃるかもしれませんが、今までさんざん拒みつづけて、ついに拒みきれなくなったというのが真相。まぁ、交換条件として、部屋にたまってる本を実家に送りつけてもいいという約束を取り付けたんですけど。って、私の家族の話はどうでもいい。そうそうインターネットの設定だ。と言っても、特筆することは何もないんだけど。

 ちなみに、私はいまだにアナログ56kbpsという接続環境。プリウスには、せっかくLANポートが備わっているのだから、この際、ADSLか光ケーブルに申し込もうかと考えております。もう、金かかってしょうがないよ。


8月16日 アンテナを買ってテレビを見る

 電気屋でテレビのアンテナ用ケーブルを買ってくる。ついでに、DVDの映画を買ってみた。『オーシャンズ11』。うるさい。そんなにオレを責めたいか。何買おうと勝手だろ。

 実は、今まで私はDVDはおろかビデオとも縁がなかった。というのも自宅にビデオデッキも例のゲーム機も無いからだが、そもそもテレビとかを録画して後から見るというような習慣がない。プリウスはもちろんDVDも見られるし、テレビをハードディスクに録画できるワケだけども、少しはそういう習慣ができるだろうか?

 さて、問題なくアンテナはつながってテレビが見られるようになった。が、本物のテレビにくらべ、チャンネルの切り替えの動作が遅く、フル画面で見たときの画質も悪くはないけどいまいち。ま、このへんはしかたないか。

 DVDはソフトDVDがついていたのでそのまま見れた。映画自体は、うーん、って感じだったけど。

 あと、DVDを見たり、書いたりするときは本体をヨコ置きにして使えと書いてある。実際、タテ置きだと、メディアがゆるゆるでちゃんと読めるか書き込めるか心配だったりする。パンフレットなどについてる写真も店の展示もタテ置きなだけにこのへんも日立の詰めのあまさを感じる。あと、CD-RWドライブ、うるさい。CDで音楽を聴こうとしても、最初、ひゅいーん、という音が1分くらい続いて気になる。どうもね。で、CDを聴こうとして気づいたんだけど、プリウスって、ヘッドフォンを差すことは想定されていないのね。本体背面のスピーカー端子は、ディスプレーに接続されてるし。


8月15日 朝10時にプリウスが届いた

 プリウスが届きました。とりあえず、箱から出して接続してみます。よく言われることではありますが、家で見ると、お店に並んでいたときより大きく見えますな。いや、実際結構でかい。今使ってる、NECの『バリュースターNX』(CPUはペンティアムII、233MHz)に比べたらかなり小さいんだけども。とりあえず、置くところがないので、こたつの机の上に置いてみる

 ディスプレーは15インチ液晶。両耳にスピーカーがついているので結構ヨコ幅がある。あと、USBの端子が2つ付いてるな。

 これが本体背面。
 左列上から、デジタルディスプレー出力、アナログディスプレー出力、USBが3つ、IEEE1394、LAN。ディスプレーは同時に2つつないだらどうなるんだろ? そのうちやってみよう。

 2列目上から、スピーカー端子、ラインイン、ラインアウト、モデム。そのヨコがチューナーカード。そうそう、このモデルはテレビが見れるんだった。これで、学生の時に買って15年使い続けたソニー製のディスプレーテレビとようやくおさらばできるかもしれない。ソニータイマーが発動することもなく、時にはMSXをつなぎ、時には98をつなぎ、と実によく働いてくれたけど、リモコンに利かないボタンがあるし、そろそろ引退してもいいころだよ、パパ。

 で、チューナーカード。上からアンテナ入力、S入力、ビデオ、オーディオ。まぁS端子とか使うことはないだろうな。そのヨコにはスロットが1個空いてるように見えるけど、内部的にはどうなんだろう? そのうち中を開けてみることにしよう。

 次は前面のパネルを開いたところ。おーっ、PCカードスロットがあるな。何に使うかはともかく、予想外だったのでうれしい。下はマイク、オプティカル音声出力、DV端子。どれも使わないだろうな
 そしてUSBが2つ。

 写真左上のほうに写っている半円型のものが電源ボタン。

 これがキーボード。かなり詰め込んでる感じ。カーソル移動キーとか間違えて押しちゃいそう。“PageDown”キーなどがなくて、“Fn”キーと組み合わせて実現している。

 で、上のほうには、最近はやりのプログラマブルキーがいくつか。
 ここに“POWER”ボタンがある。あとでわかったことだが、使用中にこのPOWERボタンを押すと、自動的にウィンドウズを終了して電源も落としてくれるなかなかいいやつなんだけど、電源が切れてるときに押しても電源は入らない。なんだそりゃ。中途半端だなぁ、もう。
 

 右のほうには、再生、巻き戻しや、音声ボリュームボタンがある。これは、CDやDVDやテレビを見ているときに使える。
 

 マウスはなんの変哲もない、ボール式の有線のマウス。
 あと、リモコンが付いてきた。ボタン多すぎだっての。でも、これでますます、ソニーのテレビには引退を願う可能性が高くなった。

 ところで、テレビは、うちのアパートのかべに出ているアンテナの端子とプリウス付属のケーブルの形が合わないので今日はお預け。今日は、とりあえず接続して、ウィンドウズの最初の設定だけして、ハードディスクの中をながめて終了
 


2002年8月13日 プリウス購入

 日立のパソコン『プリウス』を買った。もう、買う前から友人や会社の同僚から「なにを血迷ってプリウスなの?」とか「ありえない」とか言われつつ、本日強行購入。
 で、なんでプリウスかっていうと……うーん、今使ってるのが4年前に買ったNECの『バリュースターNX』だからそれとは違うのにしたかったってのと、ソニーの『バイオ』とか買ってもつまんないしなーとか思って。まぁ、プリウスなんか、私が買わなきゃ誰が買うんだ。って感じで。たとえて言うなら、レストランで「えーっと、じゃぁエビフライ定食」、「えっ、それにしようと思っていたのに。じゃぁ、僕はヒレカツ定食で」とたのんじゃう人は、なんとなく私サイドの人です。「エビフライ定食」、「じゃぁ、おれもそれでいいや」という人はバイオでも買っといたらいいんじゃないでしょうか。

 さて、本日、安いのを求めて秋葉原および新宿のパソコン売場を足を棒にしてさんざん探し回ったあげく、地元の電気屋が一番安かったというワナ。
 ともあれ、現時点の最高モデルである『Prius DECK 770C 5SVP』と、『Windows XP Professional ステップアップグレード版』、そして、いきおいにまかせて、ワコムのタブレット『intuos2 i620』しめて32万4450円を現金でポーンと相手のほっぺたをはたきつつ支払ったのであります。あ、このウィンドウズXPは、プリウスに最初入っているのが『HomeEdition』なので、それを『Professional』にアップグレードするためのものです。
 そりゃあ、ちょっとはもう1人の自分がささやきかけましたよ。プリウスなんかより、ぜんぜん安くてかっこいいバイオW買わないなんて、プリウスより高スペックでしかもワイドディスプレーのNECのマシン買わないなんて、自作すれば思い通りのマシンがはるかに安く組めるのに、俺はばかだ。ばかだ。ばかだ。いや、ばかじゃない。ばかじゃない。ばかじゃない。おまえは正しい。正しい。正しい
 それはともかく、私は持って帰るほどの体力も根性もないので、送ってもらうことにしました。配達予定日は2日後です。

 ちなみに、プリウスのスペック。

CPU

Pentium4 1.70GHz

メモリー

512MB DDR SDRAM

ハードディスク

80GB

ディスプレー

15型スーパーピュアカラー液晶

搭載ドライブ

DVD-RAM/Rドライブ+CD-R/RWドライブ

インターフェース

LAN、56kbps FAXモデム、 i.LINK×2、USBポート×7、光デジタルオーディオ出力、S映像入力×1、コンポジット映像入力×1

搭載スロット

PCカードスロット(TypeII)×2

Priusホームページ     http://prius.hitachi.co.jp/go/prius/


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